2021年春期 短期CADコース

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3月24日(水) 東京短期CADコース2日目

今日はコマンド尽くしの日です。 

インプット量がMAXになるので、睡魔との闘いに陥りやすいのが今日の特徴です。

とはいえ、置いてけぼりを食うとたちまち道に迷ってしまうのも、今日の研修題目である「編集コマンド」の厄介なところです。 ですから、説明は最小限にし、できるだけ手を動かして覚えてもらうようにしています。 逆にそうでないと、今日の20数種類におよぶ編集コマンドを身に付けることはたぶんできません。

今回はAutoCADからARESへ教材の切り替えをしたばかりで、テキストはきちんと移行したつもりでしたが、問題集のあちこちにAutoCAD特有の用語が残ってしまい、ちょっと受講生の皆さんが戸惑ってしまう場面もありました。(すみません)

今日の研修内容で「何それ?」という項目が残ってしまうと、いざ明日からのアウトプットモードに移った時に、動きの積み重ねで大きな差が出てしまいます。 CADを独学でやった場合によくあるパターンです。 そういうことにならないよう、自分の手で確かめながら一つ一つ覚えていきます。 でも、やっぱり覚えることが多くて・・・・。

そして、たぶん一晩置くと結構忘れています。 そういう意味で明日の朝一30分の学習時間は大事です。  今日はCADソフト各種比較あれこれ話したのですが、明日は小咄は控えめにしたいと思います。

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3月23日(火)短期CAD(建設技能スキルアップ)コース東京会場、本日開講です

3月初旬の大阪開催に引き続いて、東京での短期CADコースの開催は実は1年半ぶりになります。 前回昨年夏の東日本開催は仙台で初開催、そのまえの昨年春はコロナ禍の影響で東京開催は中止になってしまったためです。

そのうえ、緊急事態宣言が解除されたとはいえコロナシフト下であることには変わりなく、座席を間引いで定員を減らしての開催。 応募人数比で倍率は2倍以上になり、せっかく申し込んでいただいた大勢の方にはご希望にそえることができませんでした。(すみません)

普段なら20名以上入る研修室ですが、今回も定員は10名です。 受講生の皆さん、講師の皆さんには2週間前から健康状態のチェックをしていただき、検温記録などを確認し、一人も体調異状がなかったことを確認してから開講しました。 しばらくこいった手間が集合教育では必要になるでしょう。

午前中はパソコンの基本操作から始まり、Word、Excelの基本的な使い方を習得しました。

午後からはCADの基本操作に入りました。 大阪開催に続いてARESを使い、初日の今日は基本的な図形の入力(描画)を学びました。

 

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3月5日(金) 大阪短期CADコース(4日目最終日)

最終日になりました。 
今回はAutoCADからARESに移行し、演習課題(図面のトレース作成)の手引きはARES用に全面改訂しているのですが、所々にAutoCADライクな記述が残ってしまい、受講生が「?」と思ってしまう場面も多かったようで、いつもより手引きの理解に時間がかかってしまったようです。 (反省)

朝7時半から教室はオープンしていますが、みな開講前に課題を進めようとさっそく教室入りして取り組んでいます。  
昨日の課題1(簡単な躯体見上げ図)の成果品を大山講師からチェック指導を受け、図面の修正まで終え再度OKをもらった人はより複雑な課題2に進みます。

答案をチェックして最終合否を判定する、人呼んで「訓練校の閻魔はん」、大山講師。   ただいま鋭意答案採点中。 (親身の指導がウリですご安心を)

CADを少し使ったことがある人から、パソコンがほぼ初めての人まで、演習問題の達成度は人それぞれでしたが、8人の受講生は皆さん修了要件である課題を完成し、無事全員が修了証書を受け取ることができました。

最後に受講生のみなさんと講師とでマスクのまま記念撮影。 都合により写真は手動によるボカシを入れてあります。(?)

当訓練校の短期CADコースは、2017年の設置以来174名の方々が受講されています。 パソコン初心者も多く、最初はキーボードの配列もわからなかった人も少なくありませんでしたが、今までその全員174人が所定のCADスキルを4日間で身につけて修了して行かれました。

林友会というサプライチェーンの中に限られますが、その中で土木も建築も職種も問わず広く ”No One/No com-pany Left Behind” な教育を、この「建設技能スキルアップコース」では行っていきたいと思っています。

コロナ禍の影響で定員は少なめにしているため、受講ご希望の方にはご迷惑をおかけしていますが、今後ともよろしくお願いいたします。

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3月4日(木) 大阪短期CADコース(3日目)

さて、昨日まででCADは1日半しか学んではいませんが、みなさん一応これで「CADで図面が描ける」ようにはなりました。

しかし、「CADができるようになった」というにはまだ早く、それには今日午前中に学ぶ「CADの作法」のマスターが必須。 

これをすっ飛ばすと、「おお、山ちゃんCAD描けるようになりましたな・・・・ん?・・・・・・ なんじゃこりゃああああ!! このボケー!!」というような図面を描いてしまい、そのくせ本人はいい気になってしまうのです。 (かつて私自身がそうでした・・・)

 

建設業に携わる者はみな「言葉」と「図面」のコミュニケーション。 「言葉」なんかも、他人が言ったことを、自分の都合のいい所だけ抜き出して利用する(良し悪しは別にして)ことってありますが、「図面」も似たようなもので、「人が描いた図面のこの部分だけ使いたい」ことが、図面コミュニケーションの流れの中では多く発生します。

このしきたりを知らない人が書いてしまう「なんじゃこりゃ図面」。    代表的なのが「オンリーワンの0レイヤーカラフル色分け図面」です。 (何それって? わかる人がわかればいいです)

というわけで午前中は「画層」を習いました。 

標準テキストではこのCADの構造の根幹である画層を、初日に教えているようですが、車の教習所と交通マナーの関係と同じで、ある程度小技が使えるようになってから作法について学んだ方が腹落ち感はあるだろう、というのが私個人の意見です。

午後は簡単な躯体見上げ図を、30ページに及ぶ詳しい手引きを使いながら自力で図面を描く演習です。

訓練校の座学系講義では恒例の「けんせつ体幹体操」 CAD研修でももちろん毎日やってます。

最終日の明日にかけて、作図課題2題に取り組みます。 修了にむけてあと1日頑張りましょう!

 

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3月3日(水) 大阪短期CADコース(2日目)

昨日と打って変わって2日目は朝から好天です。

講習会場はセキュリティの関係で開場7時半なのですが、受講生の皆さんはほぼその直後に来て前日の復習や演習問題に臨んでいます。

 

本日も講師はC&Cソリューションズの佐藤先生です。

昨日私から受講生に予報しておいた通り「朝からコマンドの嵐」だったのですが、リアル天気も春の嵐。 強風で窓開けもほんのちょっとだけでした。 

写真高速の奥に少しだけ見えますが、ここにも「六甲おろし」は吹いてくるようです。

今日はコマンドが次々と出ますが、覚えては忘れ・・・では困るので昨日よりはアウトプットのミニ演習多め。 目と手を使って定着させながらどんどん進みます。

きょうは、林友会の山本会長((株)山本組社長)が研修の状況を視察に来所されました。 いつもなら受講生を激励していただくところですが、こういう状況下ですので後ろからそーっとご覧いただきました。 熱気は感じていただけたと思います。

山本会長、お忙しいところありがとうございました!
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3月2日(火) 大阪短期CADコース(初日)

本日から、訓練校が毎年4回開催している短期CADコース(建設技能スキルアップコース)の春期大阪開催分が開講いたしました。

CoVID-19の流行により、訓練校の2020年度の活動は若年コースのとび、型枠2コースが中止となってしまいましたが、この短期CADコースは、第一回開催は仙台で初の開催を実現し、第二回は夏の大阪、そして今回が第三回と休むことなく開催できています。

大林組の新型コロナ感染防止対策に沿って、ソーシャルディスタンスの確保や講義室や機材の消毒管理による感染リスクの低減策を講じてきたこともありますが、やはり受講生の一人一人と派遣元事業主の皆さんが、日頃の体調管理を万全にして(2週間前から体調管理表に記入していただき初日に確認しています。 あくまで自己申告であってPCR検査等は行っていませんが、「危険が潜んでいる中で活動していく中で、リスクを最小化する」という、リスクマネジメントとして当たり前のことを、建設現場と同じようにやっています。 

 

 

 

 

 

午前中はいつも通りパソコンの起動方法からMS-Word、Excelの初歩まで。 パソコンを触るのが初めての人には猛スピード、普段使い慣れている人にはちょっと退屈な半日ですが、午後からのCAD研修の導入として重要な時間です。 いままで一人も落ちこぼれることなく修了している理由の半分ぐらいは、ここでの各個人のICTリテラシーのレベル把握と信頼関係の構築に依っていると思います。

午後からはCAD研修が開始。 今回からCADソフトをAutoCADからARESに変更しました。 互換ソフトですし、もとより受講生はCADが初めてなので大したことではないのですが、開催側はけっこう講師や教材の変更で大変でした。