平成27年度鉄筋コース
9月13日(金)
短期CAD研修、毎回最終日は遠方から参加された方の手荷物で研修室がすこし手狭になるのですが、今回はほとんど全員が大阪近郊の方々です。
前日からの演習~個別指導の続きですので、朝は静かに始まりました。
課題1が終わった人から、課題2にかかってもらっています。 こちらはより複雑な躯体図で、平面図に加えて立断面図もあるので、課題1と基本的な手順は同じですが、講師のワンポイント・アシスト無しではちょっと難しい内容です。
午前中には全員が、昨日の課題1を仕上げ終えました。
この短期CADコースは、ここがゴールです。 これで今回も、みなさんに一人残らずCADをマスターしていただけたことになります。
訓練校では恒例の「けんせつ体幹体操」、短期CADコースでも毎日やりました。
4日間、車の運転になぞらえながら19名のみなさんの研修のお手伝いをしてきました。 せっかく覚えたスキルですから「ペーパードライバー」にならないよう、自室の間取りを描いてみるとか、CADソフトが無ければフリーソフトを活用するとか、極力触れる環境をご自分で作っていただければ主催者としてもうれしいです。
建設に携わる人は、「話して聞く能力」とともに「図面を読んで描く能力」も求められます。
今回の研修が、受講生の皆さんの「新たな自分発見のきっかけ」になることをお祈りしています。
今回受講いただいたみなさん(+講師)です
受講者アンケートでは、全員の方から「会社の仲間にもぜひ受けさせたい」「できれば受けた方が良い」という評価をいただきました。 これを励みにさらに研修内容をブラッシュアップしていきたいと思います。
みなさん4日間お疲れ様でした!
2019年9月19日 5:40 PM |
カテゴリー:令和元年(2019年)度短期CADコース
9月12日(木曜日) 3日目
昨日は全国的にゲリラ豪雨が暴れまわり雷も落ちまくりましたが、一晩明けた今日の大阪は清々しい秋晴れに恵まれました。
今日は「CADの基本」として知っておかなければいけない「画層」についてまず習得します。
午前中の最後は、所属会社のロゴマーク画像を使ってCADに起こして、会社用図面枠を作る演習です。
所属会社が違えば社章も違うので、やる内容もそれぞれです。
午後からは、初日の午後から丸2日かけて覚えたCADのテクニックを駆使して、まず簡単な躯体図のトレース演習に移ります。 自動車教習なら第3・第4段階ですね。 (CADには「路上」はありません)
描く手順は手描きと同じですが、CADは「パクリによる作図の省力化」なわけですから、人が描いた図面を拝借して描くとか、メーカーのHPからダウンロードした重機データを利用するその前に、「今さっき自分が引いた線を利用する」描き方がのっけから登場します。
そうしてつっかえながらも、だんだん速くなる作図スピードを実感しながら、この演習は続きます。
このへんから速い人と遅い人の差が出てきます。
講師は、遅いからといって手取り足取りしません。
うしろからそーっと画面と手の動きを見て、『ここは教えどころなのか?それとも少し悩んで考えさせた方がいいのか? でも時間も限りがあるし・・・・』、いろいろ考えます。 もちろん自分自身で「気づき」が多いほうがいいのですが。
まあ、訊く方も訊かれる方もだんだん慣れてくるのが3日目の午後です。
講師にチェックしてもらって、正確さはもとより寸法の位置や画層などが適切か?わかりやすい表現ができているか?双方で確認します。
8割ぐらいがこの日のうちに1番目の課題を終えることができました。
2019年9月18日 5:52 PM |
カテゴリー:令和元年(2019年)度短期CADコース
9/11 もうあの日から14年。 会場に向かう道すがら、肥後橋に立って見上げるとフェスティバルホールとコンラッド大阪のツインタワーが四ツ橋筋をはさんで立っています。 あれに飛行機が突っ込む光景なんて・・・もはや自分のイメージ能力の限界を超えています。
事務局は7時半に出勤してまず講義室を開錠するのですが、すでに5~6人の受講生が外で待機していました。 中の島のオフィス街で交通の便が良いせいもありますが、みなさん勉強熱心です。
2日目は編集系コマンドを学びます。
CADのコマンドは、線や図形、塗りつぶしといった作画コマンドは全体からすれば少数で、圧倒的に多いのが編集系のコマンドです。
料理学校だったら作画コマンド=食材、編集コマンド=調理法 にあたりますから調理法の授業が多いのは当然。 今日はその「調理法」に1日かけます。
今日は合計で24のコマンドを学習しました。
やることはハードでしたが、みなさん昨日の懇親会で打ち解けたのか、開始前や休憩中は会話の飛び交ういい雰囲気で今日の講習は進んでいきました。
ただいま講義中
これば個人指導中
これの繰り返しで、「誰も取り残さない」訓練校の短期CAD講習は行われています。
『誰も取り残さない』実績が、きっと業種や受講者の幅を広げ、林友会の社員教育として知られるようになったんでしょう・・・ 最近、東京・大阪以外の地域からの開講要請もありますし、開催地とかカリキュラムとか、講師と事務局とで毎回毎回考えることは尽きません。
2019年9月12日 9:50 AM |
カテゴリー:令和元年(2019年)度短期CADコース
今回で3回目となる大阪での短期CADコース、回を追うにつれて職種も受講者の年齢層も広がってきました。
初日と2日目は、インプットが多く覚える内容も多岐にわたります。
次から次へと新しいコマンドや入力操作の方法が出てきて目が回るほどですが、No One Left Behind(誰も取り残さない)をモットーにしている(・・・後ヅケです(- -);ゞ)このCADコースは、集合教育を行いながらも個人指導をやる方式です。 これにより今まで100名近い人が受講しましたが、全員CADをモノにしていっていただいています。
そうでした、この大阪CADコースで昨年から始まった「短期CADコース」は受講生が100名を超えました。 若年(とび・鉄筋・型枠)コースでは昨年度末まで5年かかって100名になりましたが、1回の開催で20名ぐらいだとあっという間です。
初日は午前中がパソコンの基本操作から始まり、MS-Wordでの文書作成、Excelでの表計算などを演習形式で学習します。 普段からこれらのソフトは使っている人は毎回少なくありませんが、パソコン初心者の人にはCADの前段として必要です。
午後からはAutocadの操作を初歩から学びます。4日間ありますが、初日で主要な入力コマンドの全てと主要な編集コマンドを習得するので、非常に密度の濃い内容です。 講義と演習を繰り返し、つっかえては講師の個別指導を受け、一つ一つ理解しながらマスターしていきます。
初日終了後には、カフェテリアで懇親会を行いました。
今まで懇親会は最終日修了後に行っていましたが、最終日夕方だと遠方からの参加の方は帰りの足の都合もあったり、主催する側も片付けをしながらで何かとバタバタしていました。 そこで今回から初日に開催してみたわけです。
都合で出席できなかった方も居ましたが、初日のパソコン漬けでヒーヒー言ったあとの一杯は格別で、みなさん親交を深めていただくことができました。 また日頃の苦労話から、「こうやったらCADでもっと早く楽に仕事ができるんだけど」という話になり、「では後半の講義でこんなテクニックも紹介してみましょう」と、主催者や講師としても受講生のみなさんから指導のヒントをもらえるいい機会になりました。
明日はもっと濃い内容の一日です。 みなさん頑張りましょう!
2019年9月12日 8:32 AM |
カテゴリー:令和元年(2019年)度短期CADコース
明日から短期CADコース・大阪場所です。
今年の訓練校は、とびコース、来月始まる鉄筋コースとも西日本とりわけ大阪からの参加者が多いのですが、今回のこの短期CADコースも予定定員を上回る盛況となり、受講者は19名となりました。
ところが!
講師と事務局は準備のため、東京から前日9月9日に大阪乗り込みだったのですが・・・
台風15号の直撃による首都圏交通マヒの影響で、東海道新幹線は動いているものの東京駅や新横浜駅に行くまでが難行苦行の連続。 都内なのに3時間かけて東京駅に行き、2時間半で大阪へ、といった有様でした。
それでも夕方までには、会場となる大林組大阪本店のプレゼンテーション室でのパソコンのセッティングを終え、何とか準備は完了です。
2019年9月11日 1:46 PM |
カテゴリー:令和元年(2019年)度短期CADコース
7月19日(金)
短期CADコースも今日が最終日です。
CADが初めての人からかなりこなしている人まで、また年齢も18歳からアラカンまで、仕事上の立場もさまざまな今回の受講生のみなさんでしたが、ここまで3日間予定した課題もそれぞれのペースで順調にこなしてきました。
ところが、最終日は朝から京王線が変電所火災で全線運休となり、数名の受講生が足止めとなるトラブル発生。
それでも、少しでも遅れまいと昼近くまでかけて駈けつけてくれました。(研修2日目でなかったのは不幸中の幸いでした)
演習課題は1と2がありますが、課題1をきちんと描けるようになれば今回の短期CAD研修の目標レベルには達したことになります。 今回も全員が課題1をやり終えることができました。
この研修ではAutocadを学びましたが、ボタンや画面のデザインが違うだけで基本はJWCadやその他フリーソフトも同じです。 「ペーパードライバー」にならないよう、何でもいいのでたまに触れてもらえるといいなと思います。
毎回毎回、老若男女、職種を問わず、どんな受講生も例外なくCADの基本を4日でマスターしていかれます。
訓練校の副校長である私は、毎回「講師陣のネコの手」としてこの研修に臨んでいますが、初日ちょっと心配?だった人が日に日にめきめき上達する姿を、背中越しにそーっと見るのがひそかな楽しみになっています。(もちろん、指導もさせていただいていますが・・・)
受講生のみなさん、おつかれさまでした!
今回の講習で得たスキルを、ぜひ仕事の中で生かして今後もご活躍ください!
2019年7月19日 11:27 PM |
カテゴリー:令和元年(2019年)度短期CADコース
7月18日(木)
昨日までにCADの基本操作は一通り学習しました。
今日の午前中で「インプット学習」は終わりです。 基本コースの最後は、「CADの操作」というよりは「CADの構造」とでも言うべきでしょうか、「レイヤー(画層)」について学びます。
とかく独学ですとこのレイヤーの概念はおざなりになりがちです。 画層をきちんと分けなくてもそれなりに図面は描けますし、描きあがって印刷してしまえば見た目は同じだからです。
「レイヤー」がきちんと整理された図面を描くことは、他人と図面データをやりとりして仕事をする人にとっては「掟」と言えるでしょう。
午後からはいよいよ図面作成の課題に入りました。
最初なので密度の濃くない柱と梁ばかりの1×1スパンの躯体図トレースです、が作業量が少ないだけで「作法」はどんな複雑な図面を描くときとも同じです。
したがって、最初の通り芯の線を1本描く時もまず、レイヤーを「通り芯」に合わせてスタートです。(やや専門的になってしまいました)
手順はテキストに記載されているので、その通りに設定を行って、習ったコマンドを使って作画すれば、この最初の演習課題1は進められるようになっています。
作図ができたら印刷して講師の添削を受けます。 合格したら次のより複雑な課題2に進みます。
受講生の皆さん、CAD初挑戦の人でもこの課題1を半日強で完成させることができました。
2019年7月19日 1:44 PM |
カテゴリー:令和元年(2019年)度短期CADコース
7/17(水)
今日は、CADの基本的なコマンドの大部分を学びます。
基本的といっても作画・編集・管理など数では20を下りません。さしづめ車の教習所なら今日一日で第一段階・第二段階をやってしまうようなものです。
明日はもう課題の作図に入ります。 まあこれは実際に描きながら覚えるのが速いから」で、実は今日の講義もコマンドごとに、「講師の解説」→「簡単な課題演習(理解に時間がかかる人には個別指導)」→「コマンド数種ごとにまとめて複数題の演習」と、8割方は手を動かしながら習得します。
演習中の様子です。 この講師の密度↓↓↓↓をごらんください。(一応さらにもう一人居ます)↓
インプット学習はここまで。 さすがに今日は休憩時間ぐったりしている人が多かったです。
でも正直、20年ほど前に独学でAutocadを覚えた私自身、この研修で「目からうろこ」の操作法を知ったことが何回もありました。 それを思えば、みなさんよく頑張っていらっしゃるなと思いました。
2019年7月17日 11:30 PM |
カテゴリー:令和元年(2019年)度短期CADコース
7/16(火)
短期CADコースは4日間でAutocadの基本的な操作方法をマスターし、見本の建築躯体図をCAD上でレイヤを描きわけながらトレースするまでを習得します。
初日前半は、今回パソコン操作が初めてという受講生を想定して、パソコンの起動からファイル操作、MS-Wordでの簡単な文書作成と、MS-Excelでの表作成といった、CAD操作の前段としてパソコンに慣れるための基本操作を学びます。
もちろん、この程度であれば日常業務で慣れている受講生の方も多くいらっしゃいます。 これができないとCAD操作ができないということは無く、あくまで文字や数字入力に慣れる、またはおさらいすることが目的です。
とは言え、キーボード配列がまったく分からない状態から4日でCAD基本操作マスター・・・というのはさすがにちょっとキビシイので、そこは予習してきていただくよう受講生にはお願いしています。
今年の研修室は、隅田研修所と比べるとやや詰め気味です。 (研修に支障があるほどではありませんが・・・)
さて、品川インターシティの最上階に今回の研修会場はあります。
研修についていくのもひと苦労ですが、常に机間巡回をしながら個別指導するアシスタント講師が4名程度居るので、分からないまま講義が進んでいってしまうことはありません。
むしろ受講生(の一部の人)が苦労したのは、休憩時間かも知れません。
なぜなら、この建物内には喫煙所が一切なく、最寄りの屋外喫煙スペースまでは5分近くかかってしまうからです(!) 行き帰り時間+1本吸う時間ですでに10分オーバー、そのため今回は休憩時間を1回15分としました。
タバコは体に有害とは言いつつ、喫煙者にとっては貴重なリフレッシュの手段ではあります。 そして、時々リフレッシュしないと集中力が続かないぐらい密度が濃いのがこの、「4日間短期CADコース」なのです。
今日でふうふう言っているようでは明日の講師のマーク(?)がキツくなる(=2日目が最もハイペース高密度)のですが、なんとか皆さん大丈夫そうです。
あと3日間がんばりましょう!
2019年7月16日 11:46 PM |
カテゴリー:令和元年(2019年)度短期CADコース
10月20日(火)
午前に模擬物件工事計画の計画内容発表会を行いました。
修了式が午後に行なわれました。
9月1日から本日までの訓練期間43日間、ご苦労様でした。
2015年10月20日 2:55 PM |
カテゴリー:平成27年度鉄筋コース
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