10月2021

  • 2021年度鉄筋コース(第8期)

10月29日(金) 訓練7日目

今日から、いよいよ専門課程の鉄筋施工図の作図演習の科目が始まります。 林友会加盟の在京鉄筋施工会社3社から講師に来ていただきました。 初日は、訓練の進め方と目的を講師と訓練生が専門職目線で共有するとともに、今後の訓練のためにインタビューをしながら一人一人の経験値を測ることになります。 それで講師も今日は全員登壇、といってもオンラインですから、配信スタジオである八潮の教室から、あるいは自社からリモート登壇と講師によっていろいろ です。

 

CADの操作も覚えたてなので、そちらの指導もすぐに対応できるように、また進めて行くうちに、中級以上の操作を覚えておく方がよい場合もあるので、オーク情報システムのパソコン・CAD課程を担当していただいた講師も1名来ていただき、個別指導やミニ講義行います。

講師の先生方も、去年は「どうすんの?」的な場面も多かったですが、1年も経つといろいろなことでリモート慣れされているようで、講義もこうして八潮に集結しなくても十分目が届く(各訓練生のモニター画面を複数の場所から見るので、講師が集結して密になることも発生しない)ので、かなり楽になりました。 </p>
<p>開講するために「リモート教育の必要性」に明け暮れていた昨年から、今年は訓練を進化させるための「リモート教育の可能性」について、講師のみなさんも一緒に考えていただいており、心強い限りです。

 

 

 

  • 2021年度鉄筋コース(第8期)

10月26日(火) 訓練4日目

  • 2021年度鉄筋コース(第8期)

10月25日(月) 訓練3日目

本日よりCAD研修です。 昨年の訓練校でのリモートCAD研修は今回で3回目。 前回のとびコースが2回目でしたが、AutoCADからARESへの移行初回で教授側も苦労することが少なくありませんでした。 

オーク情報システムの首藤講師・竹内講師、それに副担任の大山講師が今回もこの科目を教えます。 

演習問題を回答させている最中は個別指導が時々入ります。 そこで「名物」となっていた講師同士の「混信指導バトル」、今年は3人だと起こらないだろうなと思っていましたが、やはり同じように勃発してしまいました。

この訓練生分の台数のモニター機は、それぞれのブレイクアウトルーム内に割り当てていますので、ヘッドホンを挿せば個別指導ができるのですが(初回の初日はそうしていました)、でもそういう「お行儀のよい」指導は雑音のない無味乾燥な教室の雰囲気になってしまうことがすぐに分かりました。

それで今では、あえて講師サイドの雑談も、訓練生のクシャミやうめき声?も流してやっています。 この写真では個別指導していますが、音声に限っては大教室のマイクで拾って、一人の訓練生への指導の声が全員に流れます(わざと)。

没入は退屈と隣り合わせ、喧噪は散漫と隣り合わせ。 配信しながらその中間を狙っているのですが、どういう風に届いているのかは実のところわかりません。

同じ課題をやっている時に、人のやっている図面は気になるもの。 教室での「チラ見」をリモートで再現するのもけっこう大変です。 去年は時間を決めて全員にホストの権限を与えて「ブレイクアウトルーム無礼講」をやりましたが、今年はどうしましょうか・・・。

 

 

  • 2021年度鉄筋コース(第8期)

10月22日(金) 訓練2日目

リモート研修の導入となる初日の訓練を済ませ、2日目からはオンラインで専門の先生が登壇して、パソコン操作の基礎からCADの作図までを教授します。

当校のリモート訓練では、このパソコン・CAD研修の前半4日間がタブレットとパソコンを併用して最も複雑なシステムが組まれます。

ここでは、パソコンではCADアプリが走り、訓練生が各自のCAD操作をしながらzoomを同時に起動しブレイクアウトルーム内に置きます。 そうして講師前の画面モニタ機にCAD画面を共有させます。

一方タブレットはブレイクアウトルームに参加せず、講師が講師機で図を操作しながら解説する画面を共有して、普通の講義をオンライン受講する体裁をとります。

このやり方だと、セッティング中に講師側も訓練生側も一瞬はパソコンとタブレットが同じ部屋の中に共存することがあり、マイクが入っているとキンキンキンとハウリングを起こしてしまいます。  zoomのホスト(事務局)の方でコントロールはできるのですが、やはり参加者全員がこのzoom教室の構造を理解していることがスムースな研修をする上で必要です。

とはいえ、昨年と比べて受講生の数は少ないにもかかわらず、一部の受講生でネット接続が時々不調になります。 これは、オンラインでのミーティングが世間一般で普及したにもかかわらず、おそらく公共の通信インフラが各地でそれに追いついていないからでしょう。 そう簡単に解消できるものではなさそうです。   

義務教育である中学校でも、学校でタブレットを生徒にもたせたものの、教室内wi-fi回線につなぐとパンクしてしまうので結局宝のもちぐされになっているんだとかいう話を耳にします。 

このように、同じやり方をしていても世の中は良い方向にも悪い方向にもどんどん変化しているのを実感します。 訓練校も、安心して訓練を受けてもらうために日々そういった問題と向き合っています。

訓練生らも、今日のこのやり方でこれから3週間学ぶ環境を、自分の側でもやりながら慣れ、そして自分でも整えていかないといけません。 いい意味で、チャレンジする者が発する緊張感に包まれた一日でした。

また今日からは、訓練生には各所属会社に訓練日誌を終講時に作成して送付してもらいます。

  • 2021年度鉄筋コース(第8期)

10月21日 第8期鉄筋コース(対面・リモート併用)開講しました

10月21日(木) 雨
昨年対面・リモート併用で開講した鉄筋コースは、今年もほぼ同じスタイルで本日開講しました。

昨年はコロナ第3波の初期に開講しましたが、今年は感染者数がその10倍を超えた第5波がかなり減衰してからの開講です。 
コロナの蔓延度合いを開講日を基準にして言うと、昨年487人→今年343人で減っていますが、募集時の8月下旬基準だと、昨年500人/日だったのが今年は20000人/日越え。 あれだけ感染防止に腐心した昨年に、どうしてこの状況が予想できたでしょうか。

そういった状況もあって、今年度コースに参加の訓練生は3名です。 そして3社とも昨年度初の試みだった対面・リモート併用訓練にも訓練生を派遣された会社です。 

今年も続けて訓練生を派遣いただけたということは、 このコロナ禍を新しい学びのきっかけと捉えていただいているチャレンジングな会社とお見受けしますし、また昨年の当方の訓練実績にも一定の評価をいただいたとも言えますでしょうか。 主催者としても身の引き締まる思いです。

開講式は、コミュニケーション講座を一時中断して午後2時からリモートで行いました。 各派遣元各社から代表の方々をご来賓としてお迎えし、大林組からは大川専務・建築本部長が出席しました。

今年も困難は多いとは思いますが、対面と遜色のない、むしろそれ以上の学びの場をつくることを目指して28日間の訓練にしたいと思います。