- 令和元年(2019年)度とびコース
6/4 安全研修(作業手順書の作成)
6/4で研修は12日目、中盤に入ってきて座学シリーズもそろそろまとめに入ります。
現場で専門工事を請け負い、自らの配下を安全に効率よく動かさなければならない職長という仕事では、作業手順書は書類として非常に重要なものです。
何よりわかりやすいことが作業員全員に理解されるためには必要ですが、最近の作業手順書というのは大変チェック項目が多くなっており、それでいて書式には汎用性を持たせているため、必要なことを書き込んでも空欄があちこちに残る・・・ということになりがちです。
そうしていつもこの書式の中で犠牲になっているのが、「作業手順の図解」の欄です。
本来、ここが正しく出来ていれば、多くの仲間に共通のイメージを持ってもらうことができるはずなのですが。
いつも前置きばかり長くなってしまいます。
今日の塩家先生の講義はこの辺の能力を、安全という切り口で高めようという狙いがあります。
作業手順書には、手作りのオリジナリティーは必要ありません。パクれるところは他からパクれば良いのであって、大切なのはその現場の「特情」をいかに考慮するか?なのです。
短時間で作業手順書を作り上げないといけない時、文字ばかりになってTBMで使えない手順書も、逆に図が豊富で分かりやすいけれどその現場の状況とかけ離れた手順書も、どちらも困ります。
今日は手を動かす演習を交え、自分のイメージ通りに描く技術を学ぶことができました。
夏至も近くなり、日が長くなりました。
訓練校の裏を流れる綾瀬川の夕焼けは19時ごろ。そろそろ東京も梅雨入りです。
2019年6月5日 11:27 AM | カテゴリー:令和元年(2019年)度とびコース