• 令和元(2019)年度鉄筋コース

11月8日(金) 作図実習6日目

11月8日(金曜日) 訓練20日目

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作図実習も6日目に入りました。

本日の専門講師は、ダイニッセイの阿部講師です。

鉄筋の施工図も、建物の設計図と同じく「平面図」「断面図」「立面図」に似た感じで、X、Y、Z軸に切った図面を描きます。

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今まで行ってきた作図第一クールはX軸に相当し、今日までの予定で描いている第二クールの図面はY軸に切ったものになるわけですが、実際に現場での組立、あるいは鉄筋加工場での材料加工、さらにさかのぼって鉄筋の積算に供するには、施工図はそれぞれの柱や梁といった部材ごとにX・Y・Zをセットにしてやる必要があります。

豚肉・玉ネギ・長ネギをそれぞれ下ごしらえした後で、一本ごとに「串刺し」するような感じです。

これを「取付帳」といいますが、この鉄筋コースの作図実習は、取付帳の作成がCADでできるレベルにまで到達させることが目標です。

 

今日は第二クールをほぼ全員が終えたところで、いったん一連の訓練の流れからちょっと離れて、この「取付帳」を単品で作成してみることにしました。

あくまで目的指向で図面を表現してやることが重要です。

図面がコミュニケーションの道具である以上、不足のない情報を解りやすく盛り込んでやることが重要で、また逆にマニアックな表現もここでは不要なのです。

川上から川下へ、必要な情報を形を変え、しかも漏らさず流してやる、そんなことを念頭に訓練を行っています。

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早いもので今日で訓練は3分の2が終了です。

明日は本コース初の土曜休日、そして来週月曜は朝から大林組「西日本ロボティクスセンター」で、実大モックアップによる配筋検査研修です。

そのため大阪に自宅がある訓練生などは今晩から大阪へ移動、2日の休日のあと月曜は1日みっちり研修して夜東京に戻ります。

去年は日帰り弾丸ツアーでしたからそれよりはゆとりある行程ですが(その分終日みっちりやる)体調に留意して来週に備え体を休めましょう。