• 令和元(2019)年度型枠コース

2月12日(水) 実技実習に向けて

2月12日(水曜日) 訓練19日目
CADによる型枠施工図の作図実習は、今日を入れてあと2日を残すだけとなりました。
明後日には全員が自分の施工図を完成させ、建て込み実習の班分けを行い、持ち寄って仲間の図面をお互いに見て、来週から行う実技実習の図面を決めていきます。
型枠部位ごとに図面も分担するか、または誰かの図面をベースにしてブラッシュアップするか、方法はいろいろ考えられます。しかしいずれにしても、「各人が図面を最後まで描き上げて、同じ問題を、違うみんながそれぞれ考えた」、という過程を経ないと、人の図面を見て気づきも得られないし、他人の図面を使ってやることになっても納得して仕事をすることはできません。 そして「自分のより誰々くんの方がうまくいきそうだ」と納得して実技に臨めるのであれば、それは自分の図面を使ってやったのと大した差はない、とも言えるでしょう。
そのためには、明日までに自分なりに考えて施工図を完成しないといけません。

今日の講師は、羽立先生、佐藤先生、堀先生(以上型枠工事)、石川先生(CAD)、大山先生(副担任)です。

さてそんな本日の講義室を離れて、担任の私はなにをしていたかというと、ひとり実技の訓練場であれこれ準備をしていました。 明日は鳶工を呼んで階段型枠建て込み実習のための足場を組んでもらうのですが、実は直前になってたいへんな事に気づいたのです。

最近ちょっとわけあって、この訓練場にダンプをを十数台入場させることがあったのですが、中で転回したダンプが、去年型枠実習で使った墨(床に描いた基準線)をキレイにタイヤで消してしまったのです!

というわけで、一人測量機械を使ってその基準線を復元していたわけです。(途中から講師の堀先生にも手伝ってもらいました) 

新入社員の現場で鉄骨担当になり(もちろん補助)、鳶の親方に「トランシットは1分で据えてくれよ!」と言われてかなり訓練したのですが、30年以上経ってもけっこう忘れないものですね、70秒でできました。(ちょっぴり自慢)

見てくださいこのタイヤの痕(泣・・・・)  でもなんとか明日足場が建てば実技が開始できるまでには漕ぎつけました。 本日の訓練場での歩数は15000歩!

来週の実技実習に向けて、主役である訓練生と裏方である事務局/担任が別のところで悪戦苦闘?する一日でした。

みんな、間に合うかな・・・じゃないや! 間に合わせるんだゾッ!