• 令和元(2019)年度型枠コース

2月14日(金) 作図から実技へ(グループワーク)

2月14日、訓練は今日で21日目になり中盤から終盤のまとめの段階に入ります。

型枠コースは作図も実技も同じぐらいのウエイトで、例えはヘンですが文武両道的(?)なカリキュラムです。 鉄筋は最後までCADで作図、とびは足場のCADも組み払いもありますが双方はリンクしていません。   唯一型枠コースだけが、自分たちの「デザイン」した施工図からパネルを切って組み立てる、頭から手へと連動していく流れを持っています。

今日は今まで訓練生個人個人が書き溜めた図面を、班分けという形で合流させ、かつそれぞれが途切れないように来週の実技実習へと流してやる、カリキュラム全体から見ても要となる一日です。

 

朝礼後から全員自分の図面を出力してお互いに見せられるように揃えて掲示します。

6人の班分けはクジ引きで決定しましたが、土建混合ということ等勘案して若干の配慮はしました。  A班が井關・佐藤・堀江トリオ、B 班が佐々木・福田・村上トリオです。

班分けが決定してさっそく、机を島に配置して座り、お互いが描いた図面を「良いところ」と「こうしたらもっと良いところ」のセットで講評する時間を過ごしとりました。 羽立先生と堀先生にもそれぞれにオブザーバーとして入っていただきます。

CAD図の読み合わせ後、誰がどこをやる?「ソレ、いっちゃってくださいヨー!」「ここの部分、自信あるんでやっていいすか?」

昨日まで各訓練生が悪戦苦闘して完成させた図面を、さらに3人の目を通し納得したものに合体させます。 来週からので実技実習では、3人が分担しつつ自分が描いた図面をリアルなものにしていきます。

この終盤へは今までのいろいろな訓練が収れんしていきます、

作業手順書やリスクアセスメントはもとより、例えば今日の拾い出しにはExcel を使い、明日からの実技ではbox上に置いた合体CAD加工図を、iPadアプリのARES touchで見れるようにします。

もうかれこれ1ヶ月一緒に居る仲間ですからワイワイ賑やかですが、そんな中にも同じ問題に取り組んできた者にしかわからない、納まりや実技絡みの相当高度な内容の会話を前説もなくポンポン交わしています。

 

全員が今日こうして話の中に入って、たとえ他の人の図面でやることになっても、ここで納得して実技に臨む、それを動機にして全員に全ての図面を描いて来させる、それがうまくいった瞬間でした。

 「やっぱ、こうでなくっちゃね・・・」 (講師のツイート)

使う図面の選定、分担など、合流地点での差配は、全て彼らに委ねました。

流れを一つにするには、図面も一つにすべきでしょう。 ”One Team, one sheet”というわけです。 3人でどのパートを誰の図面でやるかは決まりました。 

午後の後半はみんなで実習場に出て、現地現物で来週からの仕事の段取りを打ち合わせました。 

おっと、どうも両チームとも陣地が手前か奥かでこだわりがある模様です・・・・

「松高ジャンケン!」で陣地は決定

 

建築本部長室の髙橋課長が訓練校初登場、激励してもらいました。

あとは3人の図面を合体させて、週末に印刷屋でA1で打ち出せば来週からの実技の準備は完了です。 (・・・・ところが、これがことのほか厄介でした・・・)

来週の好天を祈ります。