- 令和元(2019)年度型枠コース
2月21日(金) 建込み実習5日目
今年のカリキュラムは実技の日数を昨年から2日減らして、その分でグループワーク日1日を確保、CAD作図日をプラス1日というかなりチャレンジングな日程です。
昨年は組み立て後、解体までできたのですがそもそも解体は解体屋さんの仕事。大工は解体屋さんの仕事のしやすさ、しにくさがどういうものか一度身をもって分かれば十分、との認識から「何もバラしまでやれなくても良い。とにかく最後まで建て込んでくれ〜!」という願いをも込めた時間割です。
建て込み実習の時間は明日土曜日と来週月曜日の2日残っています。 最終日は型枠解体日に充てるとすれば、明日土曜日には両チームとも建て込み完了、そして成果品を前に全員で実技の振り返り、までやりたいところです。
さあ果たしてうまく行くでしょうか
今日は階段のスラブ型枠から段々の止め型枠の施工になります。 あまり伸びませんが、今までの加工や建て込み精度が問われる、難易度の高い一日になると思います。
夕方、松高工務店の井関社長が2度目の訓練視察に来校されました。
「いやーこんな複雑な型枠をやらせてもらって、ずいぶん成長したようですね!」とびっくりされながらも、社長はやっぱり根っからの技術屋です。いつの間にか4人目の講師になって、ソコはどうなんだ?と訓練生に質したりしてしばし盛り上がりました。「建築のカリキュラムだったので不安も正直ありましたがこれだけ成長したのを見て安心しました」と言っていただき、事務局としてもホッとしました。
今日のクロージングでは、井関客員講師にも参加いただきました。
さて主任講師でもあった羽立講師は今日が担当最終日でした。最後に「 建設の仕事は3Kと言われてきたけど、今は(会社に)感謝、(自分の未来に)希望、そして感動(自分の作ったものに感動しないで、いつ感動すんの!)の3Kだよ! 」と訓練生に贈った言葉が印象に残りました。ご指導ありがとうございました。(来年もよろしくお願いいたします!)
ここまで実技訓練は好天に恵まれて順調に来ましたが、明日はどうやら天気が崩れて「春一番」が吹く予報が出ています。 風散養生をしっかりして、足場も控えを取り直して一日を終えました。
2020年2月21日 7:54 PM | カテゴリー:令和元(2019)年度型枠コース