- 令和2(2020)年度鉄筋コース
11月26日(木)
訓練20日目。
作図実習の進め方は、まず冒頭で講師が集合教育で作図条件等のルールを説明したら、基礎はできていますから直ちに作図に入らせます。 訓練生が作図する手順や基準が正しいか?それ以降の指導は基本的に個別指導です。 しかし必ずしも全員が同じプロセスを辿って図面を完成させるとは限りません。 そうすると人それぞれ違った問題に直面します。 それをすくい取って、より高度な知識をもう一度全員に教えたり、実際の現場ではどういう解決を図っているのか説明したり、ともう一度集合教育を行う機会が出てきます。
しかし、もう最終日の手前まで来ると、訓練生が新たに直面する問題はそう多くなくなります。 そうすると講師のしゃべる機会は減りますが、そこは林友会教育訓練校です。「教わる場」であると同時に「教える場」、講師にも若い人にぜひ伝えたいものがあります。 最初は担任が朝や夕方のミーティングで、専門講師の講義の内容の「接着剤」的な5~10分の際物ネタをやっていたのですが(今回やっただけでも「鉄筋の歴史」、「ダウンバースト」、「お酒の話」、「確認会話」、「有料無料CAD比較」などなど)、だんだんこれが専門の講師の先生方にも感染し(こういう感染は歓迎です)、今日は講義の休憩時間明けはすべてTIPS(小ネタ)で埋め尽くされるという事態になりました。
ちなみに今日は・・・・
9:40~ T定規をつかって曲げモーメントとせん断の話
10:50~阪神大震災と実大模型加振動画による耐震スリットの話
13:10~コマンドエイリアスのカスタマイズの話
14:10~鉄筋工なら楽勝?で解ける1級建築士の試験問題
15:20~鉄筋の”あき”の話
などでした(まだ以下続く)。
訓練生の方も、最後の追い込みの合間にはこういう話を聴いて気分転換(・・・というよりはある意味、研修よりもディープな話だったりする)・・・・できていた、かな?
早いもので明日は最終日です。
2020年11月26日 2:01 PM | カテゴリー:令和2(2020)年度鉄筋コース