• 2021年度夏期 短期CADコース

7月13日(火) 短期CADコース(東京)開講初日


本日、訓練校短期CADコース(正式名称は「建設技能スキルアップコース」)が開講しました。 会場は、短期コースとしては初めて、フランチャイズである八潮訓練校です。

昨日、4度目の緊急事態宣言が発令された中、予定通りの開催ですが、別に訓練校が「コロナ慣れ」してしまったわけではありません。

「常に危険と隣り合わせの建設現場で安全に作業を行う」ためのリスクマネジメントを、「コロナ禍下での安全に研修を行う」ことに置き換えるだけのことです。 



「安心安全」・・・この四文字熟語は何だか最近言い古されている感がありますが、「危険でない、不安でない」と言い換えるならば、「リスクが最小になるように管理されており、かつそのことが関係者の間で共有されていること」と言って差し支えないかと思います。

今回も、自己申告ではありますが受講者10名と講師+事務局8名全員が健康調査表へ記入し、全員が体調不良の履歴が過去2週間以内にないことを確認し、それを全員が情報共有してから研修を開始しました。 

そして開講中の感染防止対策については募集時そして初日のオリエンテーションで説明し、開講中は検温やマスク着用、換気、機器や室内の消毒といった基本的な対策を実行することで、感染リスクをできるだけ下げて開催に臨みました。 

各座席にはW90cm×H60cmのアクリルスクリーンを設置しています。

無論、リスクはゼロにはなりませんが、①本質的対策である「研修をなくす(中止する)」を除けば、

②工学的対策としての飛沫防止シールドや自然/強制換気、事後の消毒、そして

③管理的対策として手洗いや黙食など研修中・食事中のルールの周知徹底、最後に

④個人用保護具としてのマスク着用・・・

モノが置き換わっただけで、高所作業など建設作業のリスク低減ともその本質は同じなのです。

窓をあけながらの講義です。密をなるべく避けるため、普段なら講義室後方に陣取る我々事務局も、上のようにzoomを使って事務局(講義室からは道を挟んで3分のところ)からもっぱらモニタリングを心掛けました。

初日は午前中がパソコン操作の基礎として、ファイル操作~MSWord~MSExcelの基本的な操作を行いました。

午後からCADの授業となり、大林組の標準ソフトARESの初歩から、講義と演習を折りまぜながら作画・編集コマンドについて学びました。

講義は5時まで。 その後机やパソコン等すべて清拭消毒するのですが、フランチャイズの強みでしょうか、手際よく済ませて明日に備えることができました。