とびコース(第8期)の修了式を行いました
2021.06.25
先月31日に開講した第8期とびコースは、最初の1週間を対面形式で実技訓練を行い、その後3週間をリモートでパソコン演習や座学講義を行い、本日すべての課程を終え修了式を執り行いました。
今日午前中までリモート研修を続けていましたので、修了式もリモート開催です。
通常期は、八潮訓練校に来賓の方々にお集まりいただき、紅白幕を張って執り行うのですが、各社のご来賓はまずお一方ですし、主催者側も校長以下事務局まで。 直接教授した講師の皆さんが修了式に参加されることは、会場の広さや日常業務の都合もあり、まずありませんでした。 毎回修了式を迎えることは大変うれしいことなのですが、このことがいつも心の隅に引っかかっていました。
しかしリモート開催であれば、多少の時間さえ確保できればどこからでも参加できますし、送り出し元事業主の方もご来賓だけでなく、会社の訓練生派遣ご担当の方もオブザーバーとしてなら参加できます。
今回はそういった「大団円」をイメージして、まず修了式前の1時間を「訓練成果発表会」としてzoom上で訓練ダイジェスト動画の上映と、各訓練生の小部屋(zoomブレイクアウトルーム)内で、CADやBIMの成果品の展示を行いました。 幸いお忙しい中、講師の先生方も各事業主からも多数「ご来場」いただき、総勢30数名にご覧いただきました。
修了式開式10分前に発表会はお開きにしました。
ブレイクアウトセッションを終了(=会場の壁をとっ払う)すると、もうそこは修了式の会場です。 この辺がバーチャルの妙味です。
14時30分に開式した修了式では、冒頭に石沢校長から式辞があり、その後7名の訓練生に修了証が授与されました。(写真)
引き続き、大林組の大川専務ならびに各派遣元各社の代表のご来賓の方々からの祝辞をいただきました。
中止となった昨年のコース当時以上に難しい状況下で、可能な形で訓練を実施したこと、そしてその中で十分な成果を上げた訓練生たちへの称賛のお言葉をいただき、主催者としても開催できて良かったと実感することができました。
修了式の直前に非常事態宣言が解除され蔓延防止重点措置に移行しましたが、途端に感染者数は増加に転じています。
やはりコロナは正面切って勝てる相手ではありません。 その時の状況に応じでリスクも教育の効果も常に評価し、打つべき手を打ちながら柔軟に乗り切っていくことが求められます。 昨年は中止を余儀なくされたこのとびコース、そういう意味ではこうして無事終了することで、多少は一矢を報いることはできたかな?とは思っています。
ご協力ご支援をいただきました関係者の皆様、ありがとうございました。